チャレンジ・レスポンス認証

2022-09-18 (日) 11:30:03

チャレンジ・レスポンス認証 とは

仕組み

  • 暗号技術を使った認証。
  • パスワード自体を送信せずに、パスワードを所有することを証明することで認証する。
  • パスワードのことを「seed」と呼ぶ。

効果

  • パスワードの漏洩を防ぐことができる
  • リプレイ攻撃を防ぐことができる

フロー

  • 認証サーバは要求文字列(チャレンジ)を生成してクライアントに送信する。
    • 擬似乱数生成器を使ってチャレンジを生成する
  • クライアントはチャレンジとパスワード(seed)を元に応答文字列(レスポンス)を生成して認証サーバに送信する。
    • ハッシュ関数(MD5など)を使ってレスポンスを生成する。
  • 認証サーバはクライアントと同じ手順でレスポンスを生成して、クライアントから受信した応答文字列(レスポンス)と比較して一致していた場合は認証可と判断する。
  • セッションを確立する。

補足

  • メッセージダイジェスト
    • チャレンジとパスワードを元にハッシュ関数を使って生成したハッシュ値のこと。

CHAP

  • Challenge Handshake Authentication Protocol
  • チャレンジ・レスポンス方式によるワンタイムパスワード認証を実装した認証プロトコル
  • PPP(Point to Point Protocol)で使われている認証方式の一つ。

S/Key方式

活用例

関連用語