IPv6 とは†
- IPのバージョン6
- IPの次世代プロトコルとよばれるプロトコル。現行世代はIPv4。
- ヘッダは固定長(40バイト)
- ヘッダは40バイト固定の基本ヘッダと、拡張ヘッダがある。
- IPアドレスのサイズは、16バイト(128bit)
- 2^128個の固有アドレスを識別できる。
- 地球に例えると、1平方メートル当たり6.5×1023個のアドレスを割り当てることになる。
- IPアドレスのテキスト表記
- 原則:
- 16bitごとに:(コロン)で区切る
- 16進数で表記する
- 例外:
- 各ブロックの先頭から連続する"0"は1つに省略可能
- "0"のブロックが連続する場合は1箇所のみ"::"に省略可能
- 例:全てのビットが"1"の場合
- FFFF:FFFF:FFFF:FFFF:FFFF:FFFF:FFFF:FFFF
- 例:特定ブロックが先頭から連続する"0"の場合
- FFFF:FFFF:0:FFFF:FFFF:FFFF:FFFF:FFFF
- 例:"0"のブロックが連続する場合
- FFFF:FFFF::FFFF:FFFF:FFFF:FFFF
- FFFF:FFFF::FFFF:FFFF:FFFF
- FFFF:FFFF::FFFF:FFFF::FFFF ※NG("::"にできるのは1箇所のみ)
IPアドレスの構造†
1〜64bit†
- グローバル
- 1〜48bit
- グローバルルーティングプレフィックス (48bit)
- 49〜64bit
- ユニークローカル
- リンクローカル
65〜128bit†
リンクローカルユニキャストアドレス†
ユニークローカルユニキャストアドレス†
グローバルユニキャストアドレス†
IPv6インターネットアドレス†
エニーキャストアドレス†
IP(IPv6)のデータ構造†
IPヘッダ†
基本ヘッダ:40バイト(320bit)†
- 1〜32bit
- バージョン(4)
- 優先度(8)
- フローラベル(20)
- 33〜64bit
- ペイロード長(16)
- 次ヘッダ(8)
- ホップリミット(8)
拡張ヘッダ†
- IPv4のプロトコル番号に代わる位置づけ
- 40バイト(320bit)
IPv6 について†
- NAT
- アドレス空間が膨大で、全ての端末にグローバルアドレスを設定することが可能なため、NATを不要とすることができる。
- プライベートアドレスを不要にできる。
- DHCP
- IPアドレスの自動構成機能 を標準で実装するので、DHCPを使う必要がない。
- ネットワーク機器の負担軽減
- ヘッダーが固定長などにより、ネットワーク機器の負担軽減によりパフォーマンスを向上させることができる。
IPv6 の機能†
近隣探索†
- RFC4861
- Neighbor Discovery for IPv6
メッセージの種類†
アドレス自動設定†
- 手動設定
- ステートレスアドレス自動設定
- ステートフルアドレス自動設定
関連技術・機能†
ICMPv6†
DHCPv6†
IPv4 とIPv6†
IPv4 との対比†
IPv4 over IPv6†
普及状況†
関連サイト†
関連用語†