ブリッジとは†
ブリッジの機能†
- MACアドレスに従ってデータを流す(フレームを中継する)。
- 必要なポートにのみデータを流す。
- 宛先MACアドレスが存在するLANポートのみにパケットを転送する。
- 同一LAN上に接続した機器間の通信の場合、他のLANにパケットを送出しない。
- アドレス学習機能
- 通信のたびに、受信したポートに接続されているノードのMACアドレスを学習してMACアドレステーブルに登録する
- エージングタイムとして定められた時間(通常300秒)を経過して通信がないと登録を削除する
- MACアドレステーブル
- 学習したMACアドレスとポートの対応表を保存するテーブル
- VLANで分割している場合はVLANごとにMACアドレステーブルを持つ
その他の付属機能†
ブリッジの基本的な動作†
- 受信したフレームの宛先MACアドレスを元にMACアドレステーブルを参照する
- MACアドレステーブルに登録されてない場合、または宛先MACアドレスがブロードキャストアドレスの場合
- フレームを受信したポート以外の全てのポートにフレームを送信する
- MACアドレステーブルに登録されている場合
- 登録されているポートがフレームを受信したポート番号と違う場合、登録さえているポートにフレームを送信する
- 登録されているポートがフレームを受信したポート番号と同じ場合、フレームを破棄する
スイッチとブリッジの違い†
ブリッジ†
- ソフトウェアで動作する
- ポート数:数ポート程度
- フレーム転送方式:ストアアンドフォワード方式
- ハードウェア(ASIC)で動作する
- ポート数:多い(数百ポート接続できる機種がある)
- フレーム転送方式:ストアアンドフォワード方式、カットアンドスルー方式、フラグメントフリー方式など
- 別名:スイッチングハブ、レイヤ2スイッチ、L2スイッチ
フレーム転送方式†
ストアアンドフォワード方式†
- CRCチェックをしてから転送する
- ブリッジはこの方式のみ
カットアンドスルー方式†
- フレームの先頭6バイト(送信先MACアドレス)を読み込んでから転送する
フラグメントフリー方式など†
- フレームの先頭64バイトを読み込んでラントフレームを取り除いてから転送する
関連するネットワーク機器†
関連用語†