リソースレコード のバックアップ差分(No.4)


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#author("2023-01-23T17:55:58+09:00","default:k1rou","k1rou")
#author("2023-01-24T20:05:40+09:00","default:k1rou","k1rou")
*リソースレコード [#g4ebe14f]
-権威サーバで保持するゾーンの情報
-ドメイン名、タイプ、クラスの組み合わせで構成される

*リソースレコードのフォーマット [#pfbbdfe9]
 ドメイン名 TTL クラス タイプ データ
-TTL、クラスは省略可能
-同じドメイン名のリソースレコードが複数ある場合、2行目以降はドメイン名を省略可能

*リソースレコードの構成 [#j0ea7162]
**クラス [#z3e87c59]
-ネットワークの種類
-通常は"IN" しか使われないが、特殊な用途で"IN" 以外が使われることもある

***IN [#d6c90616]
--インターネットを表す

**タイプ [#x0b9f8c5]
-情報の種類

***NS [#ab233d99]
-ドメインのゾーンを管理する権威サーバを指定するレコード。
-[[Zone Apex]]に必ず設定する。

***SOA [#b3b8a71b]
-プライマリDNSサーバのドメイン名。
-権威ドメイン。ゾーン権限を持っているDNSサーバを指定するレコード。
-[[Zone Apex]]に必ず設定する。
 ドメイン名 TTL IN SOA MNAME RNAME SERIAL REFRESH RETRY EXPIRE MINIMUM

***A [#ec445756]
-ドメイン名に対応するIPアドレス([[IPv4]])
-ドメイン名とIPアドレス([[IPv4]])を紐づけるレコード。
-1つのドメイン名に対して複数のIPアドレスを指定することができる。 

***AAAA [#j84d6de2]
-クワッドエー
-ドメイン名に対応するIPアドレス([[IPv6]])
-ドメイン名とIPアドレス([[IPv6]])を紐づけるレコード。
-1つのドメイン名に対して複数のIPアドレスを指定することができる。 

***MX [#uf83d552]
-Mail Exchange
-メールサーバのホスト名
-メールサーバ(メールアドレスで利用するドメイン名)を指定するレコード
-MXレコードが設定されていない場合、メールはAレコードで指定したIPアドレスに送られる。
-メールを明示的に受信しない(Null MX)ことを設定することができる。(プリファレンス値:0、メールサーバ名:.)

***TXT(SPF) [#ndf4d8e2]
-ホスト名に対するテキスト情報。
-SPFレコードの記述にも使われる。
--メール送信元サーバを指定するレコード

***CNAME [#x15d6ff8]
-ホスト名の別名。別名に対する正式名を指定するレコード
-エイリアス
-他のリソースレコードと一緒に設定することができない。(設定した場合は動作保障されない)
-[[Zone Apex]]は、CNAMEを設定することができない。

***PTR [#eedf7472]
-Pointer record
-ホスト名の別名逆引き
-IPアドレスからドメイン名を逆引きするためのレコード。
-PTRレコードは、IPアドレスの所有者側のサーバに設定する。

***OPT [#t33d8ce5]
-EDNS0に関する情報など

***CAA [#kbcf2212]
-[[サーバ証明書]]の発行を承認した認証局のコモンネームを指定するレコード
-第三者による不正な証明書の発行や誤発行を防止する

*リソースレコードに含まれる情報 [#lc16062e]
***TTL(Time To Live) [#w281f9f6]
-フルサービスリゾルバがキャッシュに保持する時間
-ゾーンの管理者が指定する
-単位:秒

*関連用語 [#p5ec76b0]
-[[DNS]]
-[[ドメイン]]