IPv6 のバックアップソース(No.1)

#author("2021-09-26T11:57:10+09:00","default:k1rou","k1rou")
*IPv6 [#a8f1ec2a]

**IPv6 とは [#vc0692d8]
-[[IP]]のバージョン6
-[[IP]]の次世代プロトコルとよばれるプロトコル。現行世代は[[IPv4]]。
-ヘッダは固定長(40バイト)
-ヘッダは40バイト固定の基本ヘッダと、拡張ヘッダがある。

**IPv6 の[[IPアドレス]] [#c4bf05a6]
-IPアドレスのサイズは、16バイト(128bit)
--2^128個の固有アドレスを識別できる。
--地球に例えると、1平方メートル当たり6.5×1023個のアドレスを割り当てることになる。

-IPアドレスのテキスト表記
--16bitごとに:(コロン)で区切る

***アドレスの種類 [#v9b1a9f0]
-[[ループバックアドレス]]
--::1/128 ([[localhost]])

-[[マルチキャスト]]アドレス
--ff00::/8

-リンクローカルユニキャストアドレス
--fe80::/10

-ユニークローカルユニキャストアドレス
--fc00::/7

-グローバルユニキャストアドレス
--2000::/3

-IPv6インターネットアドレス
--2001::/16

**IPv6 のヘッダ構成 [#ybb946fc]
***基本ヘッダ:40バイト(320bit) [#a8e63312]
-1〜32bit
--バージョン(4)
--優先度(8)
--フローラベル(20)

-33〜64bit
--ペイロード長(16)
--次ヘッダ(8)
--ホップリミット(8)

-65〜192bit
--発信元IPアドレス(128)

-193〜320bit
--宛先IPアドレス(128)

***拡張ヘッダ [#h40b5ffd]
-[[IPv4]]のプロトコル番号に代わる位置づけ
-40バイト(320bit)

**IPv6 について [#t2972585]
-セキュリティ
--[[IPsec]] を標準で実装(パケットの暗号化)

-NAT
--アドレス空間が膨大で、全ての端末にグローバルアドレスを設定することが可能なため、NATを不要とすることができる。
--プライベートアドレスを不要にできる。

-DHCP
--IPアドレスの自動構成機能 を標準で実装するので、DHCPを使う必要がない。

-ネットワーク機器の負担軽減
--ヘッダーが固定長などにより、ネットワーク機器の負担軽減によりパフォーマンスを向上させることができる。

**IPv4 との対比 [#n0129231]
-拡張ヘッダ
--IPv4のプロトコル番号

-ホップリミット
--IPv4のTTL
--パケットの転送回数の上限値

**IPv4 over IPv6 [#ic6d041f]
-[[DS-Lite]]
-v6プラス

**普及状況 [#fd223ce1]
-Google~
https://www.google.com/intl/ja/ipv6/statistics.html

-Akamai~
https://www.akamai.com/jp/ja/resources/our-thinking/state-of-the-internet-report/state-of-the-internet-ipv6-adoption-visualization.jsp


**関連サイト [#vb551972]
-KAMEプロジェクト~
http://www.kame.net/
-IPv6で接続していると亀が躍る

**関連用語 [#oeca8f7c]
-[[IP]]
-[[IPアドレス]]
-[[IPv4]]
-[[IPoE]]
-[[ネットワーク]]
-[[CIDR]]