S/MIME の変更点


#author("2022-09-18T12:52:35+09:00","default:k1rou","k1rou")
#author("2023-02-13T17:29:51+09:00","default:k1rou","k1rou")
*S/MIMEとは [#r585971d]
**名称 [#tc411500]
-Secure MIME
-Secure Multipurpose Imternet Mail Extensions

**概要 [#g22d535e]
-RFC5751
-[[MIME]]を拡張子して、添付ファイルを含めて[[電子メール]]を暗号化する方式。
--メールヘッダは[[暗号化]]されない
-[[MIME]]でカプセル化した[[電子メール]]の[[公開鍵暗号方式]]による[[暗号化]]と、[[デジタル署名]]を規定した通信プロトコル。
-米国RSA Security社が開発した。

-各ユーザは公的な第三者機関が発行する[[デジタル証明書]](S/MIME証明書)を取得する必要がある
-メールアドレスごと(ドメインごとではない)に公開鍵を用意する必要がある


**S/MIME のバージョン [#p3c53150]
***バージョン2 [#udecc8d3]
-米国RSA Security社が開発
-暗号方式:
--鍵の暗号化:[[RSA]]
--データの暗号化:[[3DES]]、[[RC2]]

***バージョン3 [#x9021d3b]
-[[IETF]]が仕様を策定
-[[PKCS]]に従った[[暗号化]]と[[デジタル署名]]を使う
--[[PKCS]]#7の拡張仕様である[[CMS(Cryptographic Message Syntax)]]を使う
-[[暗号化]]と[[デジタル署名]]を行ったデータをMIME形式で添付ファイルとして扱う


*セキュリティ上の利用効果 [#dd83117e]
-[[なりすましメール]]の対策
-改ざん検知
-[[暗号化]]による盗聴の防止

*S/MIMEの技術仕様 [#n5b2554f]
**[[公開鍵暗号方式]] [#ld2d85eb]
-[[RSA]]
--送信者は公開鍵で暗号化
--受信者は秘密鍵で復号

*S/MIMEの使い方 [#i826356e]
**送信側 [#p5c7c656]
-メーラー上でS/MIMEを利用するよう設定する。

**受信側 [#w00543b4]
-Outlook上では、S/MIMEで送られてきたメールは赤いリボンが付いて表示される。

*関連サイト [#o7d621bd]
-S/MIMEのメーラー別対応状況の調査結果を公表(2021年09月28日) - フィッシング対策協議会~ https://www.antiphishing.jp/news/info/smimeppap.html

*関連用語 [#x1db7467]
-[[認証局]]
-[[CA]](認証局)
-[[GnuPG]]
-[[送信ドメイン認証]]
-[[X.509]]
-[[PGP/MIME]]
-[[PKCS]]
-[[PGP]]