DNSSEC

2023-02-26 (日) 09:07:50

DNSSEC

名称

  • DNS Security Extensions

概要

  • DNSの拡張仕様
  • フルリゾルバと権威サーバ間のDNS応答の正当性を保障する仕組み
    • 権威サーバが保持しているDNSレコードにデジタル署名を付けることで、真正性を証明する
    • DNS応答にデジタル署名を付加することで、フルリゾルバは正当性を検知することができる
    • 署名対象のデータの単位はリソースレコードセット(RRset)
    • 署名と署名に使った公開鍵は、権威サーバのリソースレコード(DNSKEY, RRSIG)に登録し公開する
  • DNSキャッシュポイズニング攻撃への対策として有効

正当性の保障とは

  • 否認防止(なりすまし防止)
    • 正当な権威サーバによって生成された応答レコードであること

DNSSEC のフロー

  1. フルリゾルバからの問い合わせに対して、権威サーバは秘密鍵で応答レコードにデジタル署名を付加して応答する。
  2. 応答を受けたフルリゾルバは、権威サーバの公開鍵でデジタル署名を検証して、応答レコードの正当性を確認する。

関連サイト

関連用語(DNSSEC)

  • 信頼の連鎖
    • 権威サーバが公開するゾーンの公開鍵に対して親ゾーンが署名することで公開鍵の信頼性を担保する仕組み
    • DSリソースレコードを使う
  • KSK
    • Key Signing Key
    • 鍵署名鍵
    • DNSKEY RRset (KSKとZSKの公開鍵)の署名で使う
  • ZSK
    • Zone Signing Key
    • ゾーン署名鍵
    • DNSKEY RRset 以外の署名で使う
  • 不在証明

関連用語