Gitコマンド

2022-04-20 (水) 15:48:34

Gitコマンド

Gitの設定 (config コマンド)

  • 種別の指定(設定範囲)
    • システム全体(--system)
    • ユーザーの全リポジトリ(--global )
      • ユーザーのホームディレクトリの.gitconfig に設定が書き込まれる。
    • ローカルリポジトリのみ(--local)
      • ローカルリポジトリの.git/config に設定が書き込まれる。
  • 設定を確認する
    • 設定を一覧表示(--list)
      git config --system --list
      git config --global --list
      git config --local --list
  • 設定を変更する
    git config [種別] user.name "[ユーザー名]" ※英字[Firstname Familyname]表記
    git config [種別] user.email [メールアドレス]
    
    git config [種別] push.default simple ※デフォルト(Git2.0以降)
    
    git config [種別] core.editor [エディタの起動コマンド]

ローカルリポジトリ上のみの操作

init

  • Gitリポジトリを新規作成する。
  • .git ディレクトリが作成される。
    git init
    git init [ディレクトリ]

status

  • 状態を確認する
    git status

add

  • ローカルレポジトリにファイルを追加する。
  • .git/index にファイルが追加され、リポジトリの管理対象になる。
    git add [ファイルのパス]
    git add . ※全てのファイル

rm

  • .git/index に追加されたファイルを削除する。
  • ファイルをリポジトリとワーキングコピーから削除する。
  • .git/index に追加後にコミットしていないファイルを削除する場合は--cached を指定する。
    git rm --cached [ファイルのパス]

mv

  • ファイルを移動、またはファイル名を変更する。

commit

  • ローカルレポジトリの変更をコミット(確定)する。
  • .git/index に追加されている内容がコミット対象になる。
  • 「commit -m "xxx" -a」※"-a"は変更の自動検出あり
    git commit
    git commit -m "comment"

reset

  • commitを取り消す。

checkout

  • 現在のブランチを指定したブランチに変える。
    • 変更したファイルや追加したファイルがある場合、それらはブランチを変えても移動先に残る。
    • 移動先のブランチの同じファイルに別の変更があった場合はcheckoutが失敗する。この場合、stashで変更を退避してからcheckoutする。
  • タグを指定した場合、指定したコミットの状態のブランチが作成される
    git checkout [ブランチ名]

merge

  • 分岐していないブランチ間で、現在のブランチ(古い方)に、ブランチの変更(新しい方)を反映する。
    • 新しいコミットを作らない場合(Fast-forward:デフォルト)※直列の状態は変わらない(新しい方のブランチまでのコミットが何か分からなくなる)
      git checkout [古い方のブランチ名]
      git merge [新しい方のブランチ名]
      git merge -ff [新しい方のブランチ名]
    • 新しいコミットを作る場合、no fast-forwardオプションを指定する。※分岐して合流した状態になる(新しい方のブランチのコミットが分岐した形で残る)
      git checkout [古い方のブランチ名]
      git merge --no-ff [新しい方のブランチ名]
  • 分岐しているブランチ間で、現在のブランチに、分岐している他のブランチの変更を反映する。※新しいコミット(マージコミット)が作られる
  • mergeコマンドで指定したブランチの変更を取込む。
    git checkout [反映先のブランチ名]
    git merge [反映元のブランチ名]

rebase

  • コミットの内容を変更する。(メッセージ、順序、統合)
  • 分岐しているブランチ間で、現在のブランチの変更を、分岐している他のブランチに反映する。※新しいコミット(マージコミット)が作られる
    git checkout [反映元のブランチ名]
    git rebase [反映先のブランチ名]

log

  • コミットログを確認する

diff

  • 差分を確認する。
  • ワーキングコピーと.git/index の差分
    git diff

tag

  • タグを作成する

stash

  • 変更を一時的に退避する。
    git stash
    git stash save
    git stash save [コメント]
  • 退避した変更を一覧表示する。
    git stash list

リモートリポジトリとの操作

clone

  • サーバ上のレポジトリをローカル環境にコピーする。
  • 取得するレポジトリはURL形式で指定する(末尾が.git)
    git clone [URL]
    git clone [URL] [Target-Directory]
  • 指定したURLまたはTarget-Directoryの末尾の".git"を除いた名前のディレクトリが作成される。中には".git"ディレクトリが作成されてリポジトリがコピーされるのと、最新のファイル類がチェックアウトして格納される。

remote

  • リモートリポジトリの登録を確認
    git remote -v
    git config remote.origin.url
  • リモートリポジトリを登録(ロカルリポジトリをリモートに送る前の処理)
    git remote add origin [URL]
  • リモートリポジトリを変更
    git remote set-url origin [URL]

pull

  • サーバ上の変更をローカル環境に反映(マージ)する。

push

  • ローカルレポジトリでコミットした変更をサーバに送る。
    git push [リモート名] [ブランチ名]
    • リモートリポジトリに変更があった場合は、リモートリポジトリの変更を取込んでからpushする必要がある。(取込まずにpushすると、リモートリポジトリの変更が失われる)
  • 例:サーバ上のmasterを更新する
    git push -u origin master

branch

  • ブランチを確認する。
    • ローカルレポジトリ
      git branch
    • リモートレポジトリ
      git branch -r
    • ローカルとリモートの両方
      git branch -a
  • ブランチを作成する。
    • 現在のブランチから新しいブランチを作成する。
      git branch [新しいブランチの名前]

その他

reflog

関連用語