RAID

RAID とは†

名称†

• Redundant Arrays of Independent (Inexpensive) Disks

概要†

• 複数のストレージ(HD)を使って、高速化と信頼性の向上を図る技術

RAID のレベル†

• RAID Advisory Board　が定義

RAID 0†

• データを複数のHDに分けて保存する方式（ストライピング）
• 冗長性なし、高速化あり
• 単体では実用化されず、概念として使われる

RAID 1†

• 同じデータを複数のHDに同時に保存する方式（ミラーリング）
• 冗長性あり、高速化なし
• 同時に障害を起こさなければ安全

RAID 2†

• データ(ビット単位で分割)を1つまたは複数のHDに保存する方式
• 誤り制御方式：ハミング方式
  • ハミング符号を保存する
• 実用化されていない(ディスク自体のエラー訂正機構が使いにくい問題があるため)

RAID 3†

• データ(バイト単位で分割)を複数のHDに保存する方式
• 誤り制御方式：パリティ方式
  • パリティを専用のHD(パリティディスク)に保存する
• 高速化あり(シーケンシャルアクセスに優れている)

RAID 4†

• データ(ブロック単位で分割)を複数のHDに保存する方式
• 誤り制御方式：パリティ方式
  • パリティを専用のHD(パリティディスク)に保存する

RAID 5†

• データ(ブロック単位で分割)を複数のHDに保存する方式
• 誤り制御方式：パリティ方式
  • パリティを複数のHDに分散して保存する
• パリティディスクがボトルネックになることを回避することができる
• 最もよく使われている

RAID 6†

• データ(ブロック単位で分割)を複数のHDに保存する方式
• 誤り制御方式：パリティ方式
  • 異なる方法で計算したパリティを複数のHDに分散して保存する
• RAID 5より高い耐障害性が求められる場合に使われる

RAID の実現方式†

ハードウェアRAID†

• RAIDカード
  • 複数のディスクを一つのディスクのように見せて信頼性を高める。

• アダプタRAID
  • アダプタカードでRAIDを実現する

• RAIDサブシステム
  • 専用のハードウェアでRAIDを実現する

ソフトウェアRAID†

• ソフトウェアでRAIDを実現する

関連用語†

• 可用性
• 誤り制御
• システム設計

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