#author("2021-01-23T13:22:18+09:00","default:k1rou","k1rou") *Linuxの環境変数 [#j65004a3] **環境変数の種類 [#j82a5949] -シェル変数 --シェル上で保持するkey-valueの値。自プロセスでのみ値を保持する。 --有効範囲 ---変数を定義したシェルプロセスのみ ---シェルプロセスが終了すると失われる ---別のシェルを起動すると、新しいシェルから起動元のシェル変数を参照できない -環境変数 --シェル上で保持するkey-valueの値。自プロセスの値はサブプロセスにも引き継がれる。 --有効範囲 ---変数を定義したシェルプロセスと、実行されるプログラム **変数のルール [#h8802ec6] -変数名のルール --文字種 ---英字 ※大文字と小文字は区別される ---数字 ---_(アンダースコア) --先頭文字 ---英字 ---_(アンダースコア) -変数値のルール --値にスペースなどが入る場合は、引用符で囲む --引用符の種類 ---"(ダブルクォーテーション) ---'(シングルクォーテーション) **環境変数の操作 [#m2f0844f] -以下、シェル変数と環境変数をまとめて「変数」と表現。 ***参照 [#eb765b83] -echo --echo $<変数名> ※指定した変数の変数値を表示 -declare -p <変数名> ※指定した変数の定義を表示 ***削除(変数を無効にする) [#o7f61e66] -unset --unset <変数名> ※指定した変数を削除 ***変数の一覧表示 [#f4f5b424] -env ※環境変数 -printenv ※環境変数 -set ※シェル変数/環境変数/関数 -declare -p ※シェル変数/環境変数 ***変数の設定(シェル変数) [#dae048a5] -<変数名>=<変数値> -export ***変数の設定(環境変数) [#qf278d1f] -export <変数名(環境変数)>=<変数値> ※直接設定 -export <変数名(シェル変数)> ※シェル変数を環境変数にする **参考 [#fa5eaab1] -[[Linuxコマンド]] -[[Linuxの入出力]] -[[シェル]]