Linuxの環境変数

2021-11-15 (月) 10:46:52

Linuxの環境変数

環境変数の種類

シェル変数

  • シェル上で保持するkey-valueの値。自プロセスでのみ値を保持する。
  • 有効範囲
    • 変数を定義したシェルプロセスのみ
    • シェルプロセスが終了すると失われる
    • 別のシェルを起動すると、新しいシェルから起動元のシェル変数を参照できない

環境変数

  • シェル上で保持するkey-valueの値。自プロセスの値はサブプロセスにも引き継がれる。
  • 有効範囲
    • 変数を定義したシェルプロセスと、実行されるプログラム

変数のルール

  • 変数名のルール
    • 文字種
      • 英字 ※大文字と小文字は区別される
      • 数字
      • _(アンダースコア)
  • 先頭文字
    • 英字
    • _(アンダースコア)
  • 変数値のルール
    • 値にスペースなどが入る場合は、引用符で囲む
    • 引用符の種類
      • "(ダブルクォーテーション)
      • '(シングルクォーテーション)

環境変数の操作

  • 以下、シェル変数と環境変数をまとめて「変数」と表現。

参照

echo

  • echo $<変数名> ※指定した変数の変数値を表示

declare

  • declare -p <変数名> ※指定した変数の定義を表示

削除(変数を無効にする)

unset

  • unset <変数名> ※指定した変数を削除

変数の一覧表示

  • env ※環境変数
  • printenv ※環境変数
  • set ※シェル変数/環境変数/関数
  • declare -p ※シェル変数/環境変数

変数の設定(シェル変数)

  • <変数名>=<変数値>
  • export

変数の設定(環境変数)

  • export <変数名(環境変数)>=<変数値> ※直接設定
  • export <変数名(シェル変数)> ※シェル変数を環境変数にする

参考