#author("2024-11-17T19:28:02+09:00","default:k1rou","k1rou")
#author("2024-11-17T19:34:11+09:00","default:k1rou","k1rou")
*Linuxの環境変数 [#j65004a3]

*環境変数の種類 [#j82a5949]
**シェル変数 [#ded2ea25]
-シェル上で保持するkey-valueの値。自プロセスでのみ値を保持する。
-有効範囲
--変数を定義したシェルプロセスのみ
--シェルプロセスが終了すると失われる
--別のシェルを起動すると、新しいシェルから起動元のシェル変数を参照できない

**環境変数 [#xa38fd7a]
-シェル上で保持するkey-valueの値。自プロセスの値はサブプロセスにも引き継がれる。
-有効範囲
--変数を定義したシェルプロセスと、実行されるプログラム

*変数のルール [#h8802ec6]
-変数名のルール	
--文字種
---英字 ※大文字と小文字は区別される
---数字
---_(アンダースコア)
--先頭文字
---英字
---_(アンダースコア)

-変数値のルール	
--値にスペースなどが入る場合は、引用符で囲む
--引用符の種類
---"(ダブルクォーテーション)
---'(シングルクォーテーション)

*環境変数の操作 [#m2f0844f]
-以下、シェル変数と環境変数をまとめて「変数」と表現。

*環境変数の操作:参照 [#eb765b83]
**echo [#ja41db48]
-echo $<変数名> ※指定した変数の変数値を表示

**declare [#wdbb3e1d]
-declare -p <変数名> ※指定した変数の定義を表示

*環境変数の操作:削除(変数を無効にする) [#o7f61e66]
**unset [#k3dbb53f]
-unset <変数名> ※指定した変数を削除

*環境変数の操作:変数の一覧表示 [#f4f5b424]
**env [#je6d0bd7]
-env ※環境変数

**printenv [#q5c7f752]
-printenv ※環境変数

**set [#wd8a0ff7]
-set ※シェル変数/環境変数/関数

**declare [#c66a874f]
-declare -p ※シェル変数/環境変数

*環境変数の操作:変数の設定(シェル変数) [#dae048a5]
-<変数名>=<変数値>

*環境変数の操作:変数の設定(環境変数) [#s2fb8cdb]
**export [#q35b7d6c]
**export ※Bシェル [#q35b7d6c]
-export <変数名(環境変数)>=<変数値> ※直接設定
-export <変数名(シェル変数)> ※シェル変数を環境変数にする

**setenv ※Cシェル [#z3f88fb8]


*参考 [#fa5eaab1]
-[[Linuxコマンド]]
-[[Linuxの入出力]]
-[[シェル]]

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